腰痛の予防及び対処法

昨日に続きまして、腰痛についてです。
腰痛の予防法
「当たり前のことですが、ストレッチや歩行などの適度な運動、睡眠等の休養、そして偏りのない食事が基本です。
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「腰痛の原因が分からない!」と当院を受診される方もおられますが、お話を伺うと上記3本柱が大切な事は分かっていても、普段の生活ではやはり仕事や家族の事が優先となり、知らぬ間にご自身の体力や抵抗力を落としてしまわれた方が非常に多いです。その他、姿勢を注意する、なるべく急な動作を避ける、肥満に注意する、冷たい飲食や寒さ対策をしっかりする、などが大切です。

腰痛になった時の対処法

当院ではいわゆる"ぎっくり腰"で来院された方に、以下のようなアドバイスをさせて頂いております。

①急性期のマッサージには注意が必要
筋肉はたくさんの筋線維の集合体ですので、何らかの原因で急に腰が痛くなった場合は、身体の内部の筋線維の一部に傷が入ってしまった(捻挫した)とお考え下さい。皮膚の傷を思い浮かべて頂くとお分かりになると思いますが、傷ついた場所を強くマッサージするとかえって出血が増してしまいます。痛みが出た直後は腰の強いマッサージは避けた方が無難です。腰以外でかばう事で疲れが出ているところに行うのは構いません。鋭い痛みから、重だるい感じに変化してからは、少しづつマッサージを加えると効果的です。

②冷やし過ぎず温めることなく安静に
腰の場合はすぐ内部に腎臓があり、腎(臓)は東洋医学で冷えに対し特に弱いとされますので、冷やすとかえって内臓の働きを弱め、回復力を落としてしまいます。腰痛の場合は冷やしすぎず温めることなく安静にするのが一番と考えます。ただし打撲等のけがで痛みが強い場合に限り、10分程度冷やしても良いでしょう。その時は、他の部分を衣服等でしっかり保温し、身体全体が冷えすぎないようご注意ください。

ちなみに手足を捻挫した場合は、内出血や腫れの進行を抑えるために、すぐ冷やします(RICE処置する)。R.I.C.E(ライス)とは、est(安静)ce(冷やす)ompression(圧追)levation(挙上)を意味する略語ですが、患部以外はしっかり保温するのが基本です。これは冷やす事で患部の出血や腫れを抑えた後、身体が冷えた部分を温めようと"新鮮な血液をどんどん患部に送る"という2次反応を起こしやすくする為です。

③ 鋭い痛みがある時は入浴を控えましょう
腰の捻挫であるという考えより、鋭い痛みが落ち着くまで(痛みが出てから3日程度)は、入浴を控えたほうが無難です。この時期、腰を温めてしまうと炎症を広げてしまう恐れがあります。筋肉痛(重だるい痛み)程度であれば、ゆっくりお風呂に入られると回復が早まりますが、リスクを避けるためにも控えるようお話しています。痛みの程度によっては、シャワー位なら可としています。

④ 急性期の飲酒は控えましょう
特に鋭い痛みがある時は、お酒もお控え下さい。炎症が広まる恐れがある事と、身体の疲れをとる働きをする肝臓に、アルコールを分解するという余計な 仕事を強いる事となり、症状の回復が遅くなります。

⑤ コルセットの使用について
腰を支えるコルセットは痛みの程度が強い場合、装着したほうが楽な時に使用してもらいます。かぶれない方には、伸縮性のあるテーピングで腰を補強することもあります。ただし、いつまでも頼り過ぎると腰の筋力が落ちてしまいますので、症状が落ち着いてきたら徐々に外す時間を増やし、早いうちに着けなくても済むよう心がけます。仕事で腰を酷使する方など、予防でコルセットを使用する場合も、上記の考えから必要最小限に留るようお話しています。

⑥「痛みがなくなる」ことは必ずしも「治った」わけではありません
しばらくして痛みがなくなると、治ったとすぐお考えの方も多いと思いますが、当院では「擦り傷でのかさぶたになった状態とお考えください」とお話しています。とりあえずの線維が傷ついた筋肉をとりあえず繋げた状態ですので、無理をすれば再発の恐れが高くなります。ストレッチ等の運動を徐々に増やし、腰本来の柔軟性や筋力に戻せた時に、治ったとお考え下さい。

明日は急性腰痛と慢性腰痛の分類についてお話しますこちらからどうぞ

腰痛の原因について⇒こちらからどうぞ

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小高 

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