認知症の理解と対応~その②、対応

こんにちは東海です
先日、認知症の理解について書かせて頂きましたが、本日はその対応についてです


認知症で困ることは、認知障害よりも行動と精神の変調です

認知症の中身は、
脳障害による「忘れる・わからない・できない」という知能の低下状態行為遂行の障害を基にし、「おかしい・変だ・どうしよう」という心の反応である感情障害精神変調(幻覚・妄想・徘徊・作り話)が起こります。
また、これらのことから介護の介入が困難になります
画像
また特徴として『物取られ妄想』があり、それらには6つのポイントがあります

 ○悪性の物忘れがある(忘れていることを忘れる)
 ○日常生活が辛うじて維持できているが、援助が必要(例:買ったものをどこかに忘れてくる)
 ○お金、通帳、財産…調味料、衣類、雑巾がない
 ○犯人は身近にいる!嫁、ヘルパー、その他
 ○訴える、言いふらす、警察を呼ぶ
 ○洞察、訂正ができない(物がが出てきても認めない)

一方、本人妄想の心の内側はというと…

 ●自分はしっかりしている。どこも悪くない。
 ●皆がいやに関わって出入りするようになった(様子がおかしいぞ…)
 ●あると思っている所に物がない。いつもそうだ(誰かが持っていった)
 ●年寄りと思って馬鹿にしている。無視している
 ●黙って取っていかれることが悔し
  などと思っています。

この心の内側から認知症対応が見えてくるのです。

認知症の方の世界は上で説明した様にバーチャルであり
そのバーチャルリアリティーに付き合い、バーチャルの世界で決着をつけることがポイントです。

このような幻の世界では「幻の実家や幻の会社」が↓の仕組みから起きることがあります。
 ・今がいつか、相手が誰かが曖昧な見当職障害がある。
 ・今の意識は消え、昔の記憶が鮮明。昔が今となる。
 ・両親が待っているようなことを言う。
 ・薄暗くなると帰りたくなる気持ちが高ぶる。
 ・こうしてはいられない、焦燥感。
 ・止められると余計に心配になる。

このような仕組み起こった心の内側=バーチャルに同調し、
解決策を提案することや発言を認め説得よりも納得させることが大切なのです。
画像
(例):退職している会社に行くと言う時には、引き止めるのではなく日曜日の新聞を差し出し今日はお休みだから出社しなくて良いと伝え、その場を収めます。

認知症状への対処は
中核症状(元の障害)には薬等の医療
周辺症状(傷害された知能で今を理解して出る症状)には医療+家族の支援(介護の環境)が大切です。


精神科医からみた認知症介護の原則5つで以下があります。
 ○その人を知る(人となり、生活背景、疾病)
 ○現実を教えようとしない
 ○相手の話に徹底してあわせる
 ○価値観を押し付けない
 ○介護対応の限界を知る  です。


これからの皆様の認知症に対する理解とその対応に少しでも役立って頂ければ幸いです。

認知症の理解についてはこちらからどうぞ

イラストは“福祉施設 医療 無料イラスト集”を利用させて頂きました

小高鍼灸院 接骨院
P Cサイトはこちらからどうぞ
携帯サイトはこちらからどうぞ

東海


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック